Enduro-Trial

撮影技術の限界

約2分

個人から撮影依頼を受けていた頃、アシスタントにサブカメラマンをお願いした事があります。
アシスタントは小柄な女の子で、着付け直しやヘアメイクをしていました。
スタジオで働いていた経験や写真のセンスはありますが、カメラの使い方をあまり理解していません。

アシスタントが35mmのレンズで撮る写真は子供が自然な表情をしており、カメラマンの存在を感じさせません。
子供との距離が近いにも関わらず、子供が身構えていません。

私は身長が182cm 体重72kgなので、威圧感があります。
光や構図が整っていても、35mmを使ったらアシスタントほど自然な表情を撮れません。

アシスタントの写真はクライアントからの評価が高くて、技術の限界を感じました。
写真には被写体と撮影者の関係性も写し出されるので、女性にしか撮れないもあり、また特定の個人にしか撮れない写真もあります。

自分を被写体にどう見せるか、どう感じさせるかも撮影の大事なポイントだと気づきました。

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